老人ホームと介護施設選びの3つの心得

老人ホームや介護施設を探すのが「初めて」という方にとって、老人ホーム探しは分からないことだらけではないかと思います。

管理人も以前はそうでした。

たくさん種類のある高齢者向け施設、費用の体系も違っていたり、聞き慣れない言葉も多い。それに介護保険のこともよくわからない。選ぶうえでの基準は何なのか。

そして何よりも、「結局、自分の父親をどこの施設に入れるのが一番良いのか」を当時の管理人には判断する術がなかったことが、老人ホーム探しで最もモヤモヤしたことでした。

老人ホームへの入居は非常に高い買い物と同じです。

入居一時金で数百万円、数千万円が必要なこともありますし、入居一時金がゼロの場合も、仮に10年間を施設で過ごすことを考えると、やはり数千万円のお金が必要なことになります。

そうした高額な買い物である老人ホームへの入居の選択は、多くの方にとって一生のうちでただ一度の選択となることでしょう。

「初めて」選んだその1回の選択が、その後の一生を左右する選択ともなりうるのです。

そうした人生における重要な選択である老人ホーム選びをするにあたっては、活動を開始する前に予め心得ておくと今後の活動をスムーズに進められることがあります。

そうした心得を3つご紹介します。

心得その1. 施設に完璧を求めない

心得の1つ目は「施設に完璧を求めない」ということです。

老人ホーム選びで大切なことの1つに、具体的な施設選びを始める前に、入居者の方やご家族の方々の間で老人ホームや介護施設に望むことを整理しておく、ということがあります。

これによって老人ホーム選びの選択基準ができることになるのですが、老人ホームを選び始めて、この選択基準への合致に固執し過ぎることは、よりよい老人ホーム選びを妨げることになりえます。

言い換えると、ご自分の選択の基準に全て合致するような完璧な施設を探すと老人ホーム選びに失敗する可能性がある、となります。

むしろ、老人ホーム・介護施設探しにおいては、「全ての希望条件を満たすホームはない」ことが前提と考えながら探した方が良いのではないかとさえ思います。

全ての施設には違いがある

老人ホームは各施設により、規模、経営状況、立地、サービス、費用、人員、そして雰囲気などには違いがあります。

億単位で潤沢な費用がある場合を除けば、そうした全ての点において、入居者ご本人とご家族の希望通りの完璧な施設が見つかる可能性は、残念ながら極めて低いと言わざるを得ません。

また、例えば、現在のご自宅と全く同じ生活や環境のレベルを施設に求めながら探すことも、一種の完璧さを求めている、ということに近いと言えるでしょう。

もちろん、希望通りの完璧な施設が見つかるのが一番良いのは間違いありません。

ですが、一切の妥協を許さずに完璧な施設を追い求める姿勢ですと、いつまでたっても決めることができず時間ばかりが過ぎていったり、ある条件にさえ妥協することができれば快適な老後を過ごすことができる施設を見送る結果になります。

「譲れない点」と「妥協できる点」を決めておく

安易に妥協することは厳に慎むべきですが、老人ホームや介護施設探しにおいては、ご自身の選択の基準の中で「譲れない点」と「妥協できる点」を決めておくのがよいでしょう。

また、入居者ご本人やご家族それぞれの希望に「優先順位」をつけておく、といった姿勢も大切です。

心得その2. 焦らず、冷静に

老人ホームや介護施設探しに役立つ2つ目の心得として「焦らず、冷静に」という姿勢を挙げておきたいと思います。

急いては事を仕損じる

老人ホームや介護施設への入居は、非常に高額な買い物であるばかりでなく、入居される方のその後の生活に大きな影響を与える一大イベントでもあります。

そうした極めて重要な選択を急いで行ってはいけません。

老人ホームや介護施設選びは「急いては事を仕損じる」のことわざが極めてよく当てはまるように思います。

特にご家族から「急いで決めて後で後悔した」という話を聞くことが本当に多いのです。

老人ホーム選びにおいては、急いで決めることには1つもメリットがありません。

入居者の方やご家族それぞれのご事情などで検討の時間は限られているかもしれません。

ですが、そうした状況の中でも、焦らず、落ち着いて冷静に、慎重に選ぶという姿勢は維持するようにしたいものです。

自分なりの「見る目」を養う

例えば、施設の見学も1ヶ所だけ行って入居を決めてしまうのではなく、できる限り複数の施設を見学して各施設同士を「比較」して検討するようにしましょう。

複数の施設を、焦らず、落ち着いて冷静に見学していくことで、ご自身なりの老人ホーム選びの「見る目」が自然と養われてきます。

完璧な施設が恐らく存在しない、老人ホームや介護施設選びにおける有効な判断方法は、施設同士の相対的な評価をもとにした判断なのです。

そうした相対的な評価の際に頼れるのはご自身が養ってきた見る目です。

その「目」は、例えば、高齢者の方に使いやすい設備をチェックする目だったり、施設の責任者やスタッフが本当に信頼できるのかという、人を見極める目だったり、それぞれの選択基準に沿ったものが養われてくるはずです。

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老人ホーム見学時のチェックポイント

老人ホーム見学では「人」も要チェック!

もしかすると、初めての見学の際に施設の担当者から「(今決めないと)すぐ埋まってしまいますよ」と営業トークで急かされることもあるかもしれません。

でも、そんな時も決して焦ってはいけません。

なんとなくその場では良く見えても、入居を決めるのは、他の施設を見て比較してからでも遅くはありません。

くれぐれも最初に見学に行ったその場で即決するようなことはせず、冷静に判断しましょう。

心得その3. 入居者本人の気持ちを第一に

最後の、そして、老人ホームや介護施設選びにおいて最も重要な心得は、「入居者ご本人のお気持ちを第一に尊重すること」です。

入居者ご本人は施設に入ることをどのように考えていらっしゃるのか、入居後はどのような生活を送りたいのか、といったご意向や要望を尊重して老人ホーム選びを進めていきましょう。

入居者ご本人のお気持ちを優先した施設選びをすることで、入居後のご本人の暮らしぶりにもポジティブな影響が期待できます。

入居者ご本人のご要望例の参考は下記の記事で説明していますのでご覧ください。

記事リンク:
老人ホームや介護施設に望むことをまとめておこう

入居者ご本人とご家族で、時間をかけて気持ちの整理をつけ、前向きに施設探しに取り組みたいものです。

ある程度時間は必要、なるべく早く取り組みたい

ご紹介した3つの心得から浮かび上がるのは、老人ホームと介護施設探しには「ある程度の時間が必要」ということではないかと思います。

パーフェクトな施設に出会うことは難しく、施設見極めの目を養うには複数見学することが必要で、それにはそれなりの時間がかかります。

また、入居者ご本人とご家族の気持ちや要望の整理も時間をかけて丁寧に行って、同じ方向に向けていく必要があります。

こうしたことから、老人ホーム探しにおいては、介護が必要になった差し迫ってからよりも、入居される方ご自身が元気なうちに、なるべく早く取り組みを開始することが、施設選びでの失敗を防ぐカギと言えるのではないかと思います。

管理人が悩んでいた頃と異なり、現在は老人ホーム探しの情報サイトや気軽に相談できる専門家も増えています。そうした手段も十分に活用しながら、早めにスタートを切るようにしたいものですね。

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