老人ホームの体験入居はなぜ必要か?知っておくべきポイント

老人ホーム入居の検討を進めて、色々と施設を見学した結果、良さそうに思った施設には必ず体験入居して、最終的な確認を行いましょう。

老人ホームの体験入居は、一定の期間、施設に入所・宿泊し、実際の生活にきわめて近い環境で生活してみることで、その施設が本当にご自分にあっているかを判断できる、老人ホーム選びのプロセスの中での最重要と言えるものです。

体験入居までくれば、老人ホーム選びもいよいよ終盤。ここが頑張りどころです。

こちらの記事では、そうした老人ホームの体験入居のポイントをご紹介しましょう。

候補施設は必ず体験入居しておこう

当サイトでは、老人ホームや介護施設の選び方について色々とご紹介していますが、何らか特別な事情がない限り、体験入居は必ず実施していただきたい施設選びのプロセスです。

老人ホームの体験入居とは、施設への入所を希望する人が契約前の一定期間その施設に入居して生活する制度です。

施設のサービスや雰囲気を実際に経験することで、その施設がご自分に合っているかどうかを判断します。通常は体験入居日数分の実費が必要になります。

入居してみないと分からない

老人ホーム選びにおいての情報収集や見学でのチェックなど、それぞれのプロセスももちろん重要です。

ですが、あえて誤解を恐れずに身も蓋もない言い方をしてしまうと、結局、その施設の善し悪しは「入居してみないと分からない」のです。

例えば、転職の場合で考えてみましょう。

きちんと業界やその企業の情報収集を行い、何回かの面接で会った社員や役員の印象も素晴らしかった。自分のこれまでの実績も評価してくれているし、収入もあがりそうだ。「やっと理想の職場を見つけた!」と転職して、実際に入社してみたら全く実態は異なった、という話はよくあります。

ミスマッチを避けられる制度

転職の場合は体験で入社するわけにもいきませんが、老人ホーム選びでは実費とはいえ、体験入居して判断できるわけです。

転職に比べれば、老人ホーム選びではミスマッチのリスクを小さくできる制度があるとも言えますから、ぜひ積極的に活用しましょう。

体験入居でチェックすべきこと

老人ホームの体験入居でチェックすることは、見学の延長とお考えいただくと良いのではないかと思います。より詳細にチェックするイメージですね。

下記の記事では、老人ホーム見学時のチェックポイントとして、施設と人の2つの面について書いていますので、ぜひこちらもご参照ください。

記事リンク:
老人ホーム見学時のチェックポイント

老人ホーム見学では「人」も要チェック!

施設の雰囲気、サービスや介護の質は、見学時の印象と同じかどうか、設備は使いやすいかどうか、食事の内容は見学時と比べてどうか、などを体験入居の期間中にしっかりとチェックしましょう。

また、見学時とは異なる朝や夜(夜間)の施設の様子などもよくわかると思います。

「人」の見極めを重点的に

体験入居の期間中に、ぜひともきちんとチェックしておきたいのが、「人」に関する点です。

スタッフは見学時の印象と同じか

まずは施設のスタッフです。体験入居では、見学時に様子を見たり、話をしたスタッフ以外のスタッフとも関わるようになります。

老人ホームのスタッフには色々な方々がいますから、体験入居を通じて実際の仕事ぶりや態度などを経験することで、見学時に良かったスタッフたちの印象が変わることも大いにありえます。

また、介護の際の「声かけ」の様子などでも、そのスタッフたちの介護の熟練度が分かると思います。

どんな入居者がいるのか

そして、他の入居者もしっかりと見極めましょう。体験入居の期間中にはできるだけ、他の入居者の方とコミュニケーションをとってみましょう。

そうすることによって、他の入居者はどんな方たちなのか、また、入居を検討されているご自身の経歴や境遇と大きな違いはないか、そして施設内での人間関係(重要!)などをチェックしておきましょう。

老人ホームという、ある意味閉じられた環境で暮らしていくことを考えると、一緒に暮らすことになる人々をしっかりと見極めることは本当に大切なことです。

正直な感情で判断して良い

「人を見てもよくわからない」と言う方は、スタッフにしろ、入居者にしろ、例えば「これから一緒に生活していくうえで、この人が好きか嫌いか」と単純化して考えてしまっても良いのではないでしょうか。

それくらい単純化した入居者ご自身の正直な感情で判断した方が、後々の後悔がないと思います。

体験入居は最低1週間する

体験入居の期間は、施設によって違いはあるでしょうが、最低でも1週間は体験しておきたいところです。

2泊3日、ましてや1泊2日程度の体験入居では、上でご説明してきたこと、特に「人」の見極めは正直に申し上げると困難だと思います。短期の体験入居では、施設から「ゲスト扱い」されて、本当の施設の体験とはなりえない可能性が高いです。

また、短期の場合、スタッフとの接触数も限られるため、実際にどのようなスタッフたちがいるのかも判断することができません。言い方は良くないですが、その施設にクセのあるスタッフがいる場合、体験入居で出会えなければ、入居後に後悔することもありえます。

短期の体験入居制度しか用意していない施設の場合、なぜ短期しか体験入居ができないのか質問・確認してみましょう。

もしも、その回答が「他にも体験入居待ちの入居希望者が多いから」といった程度の理由であったならば、その施設は評価を下げるか、入居を見送った方がよいと思います。入居者の要望よりも施設の都合を優先する姿勢がハッキリと表れているからです。

ちなみに海外では1ヶ月以上(!)もの長期で体験入居の滞在ができる施設もあるそうです。

できるだけ複数箇所、複数回の体験入居を

老人ホームの見学と同じように、体験入居も1ヶ所だけでなく、できるだけ複数箇所の比較をした方が良いです。

また、同じ施設でも、1回だけでなく、例えば季節を変えて体験入居をしてみるのも有効です。過ごしやすい季節だけでなく、冬などの厳しい季節にあえて体験入居をすることで、その施設での本当の生活が具体的にイメージできます。

実費がかかるので、そう何ヶ所も、何回もというわけにはいかないかもしれませんが、老人ホーム選びで最も重要なプロセスの一つである体験入居をしっかりと活用して、よりよい老人ホーム選びをしましょう。

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