老人ホームと入居者の家族の役割

老人ホーム探しは、入居者の方が無事老人ホームに入居したら、それで終わりというわけではありません。

施設への入居という大きな山場を1つ越えたことは確かですが、入居者の方が施設での生活を快適に過ごしていくためには、入居後もご家族の継続的、そして適切なサポートが欠かせません。

こちらの記事では入居者の方が施設へ入居した後のご家族の役割の重要性についてご紹介します。

入居者のご家族の役割

慎重に老人ホームを選んで入居したとしても、やはり、今までと異なる環境である施設の生活では、入居者の方にとって緊張やストレスを感じる場面が多くあると思います。

特に入居間もない時期は慣れないことが多く、戸惑いを感じたり、今後の生活を不安に思われることもあるでしょう。

そんな入居者の方をこまめにサポートして、これからの施設の生活に早く馴染んでいけるようにしてあげるのが、入居者のご家族の大切な役割です。

そうした入居者のご家族の役割を2つご紹介します。

役割その1. 入居者の面会者

施設入居後に、ご家族の方が入居者の方に会いに行かれることは、入居者の方にとって、大変嬉しく、心強いものです。

また、後述するように、面会は入居者の方の様子や施設をチェックする意味でも非常に重要です。なるべくご家族で協力し合い、分担を決めるなどして、定期的に面会に行くようにしましょう。

役割その2. 施設側との連絡窓口

入居者のご家族には、施設側との連絡窓口としての役割もあります。

特に、入居者のご家族が身元引受人になっている場合は、緊急事態の際の連絡先となりますから大変重要です。

記事リンク:
老人ホーム入居に身元引受人は必須?その責任は?

介護プランの作成や金銭的なやりとり、また、入居者の方の不満などを受けて施設側に対応を依頼するのも連絡窓口としてのご家族の役割です。

面会時のポイント

入居者のご家族の大切な役割の1つである面会ですが、漠然と会いにいくのではなく、入居者の方の施設でのよりよい生活のために、この機会を有効に活用しましょう。

面会に行かれるご家族は、面会の際は「観察者」に徹するとよいでしょう。

入居者をよく観察

入居者の方にとって、ご家族との面談は心待ちにしている機会です。しっかりとお話を聞いてあげることはもちろんですが、入居者の方の様子も注意して見るようにしましょう。

入居者の話を良く聴く

まずは、入居者の方がお話しされるまま、よく話を聴いてあげましょう。入居者の方の性格にもよりますが、特に入居して間もないころは、知り合いも少なく、あまり施設内で話す機会がないかもしれません。

ひととおり話をして入居者の方が落ち着かれたら、施設での生活はどうか、困っていることはないかなど、決して質問攻めにするでもなく、そうした事柄も分かるように話をするようにしましょう。

入居者の表情や様子をよく見る

また、話だけでなく、入居者の表情や様子(例.服装など)をよく観察することも大切です。

異なる環境での生活に体調を崩したり、慣れない生活が原因でうつっぽくなる方もいらっしゃいます。認知症の発症や症状進行の原因となってしまう可能性もあるので注意しましょう。

入居者の方の性格はご家族が良くご存じでしょうから、ご家族を気遣って本音で話していないと思われる場合でも、表情や様子から、その背景にあるお気持ちを読み取ってあげられるようにしたいものです。

施設とスタッフも観察

また、入居者の方を施設に預けたご家族としては、面会の機会は、実際の施設での生活やスタッフの対応を知るうえでも重要です。

施設の設備の状態や、入居者の方が実際に受けているサービス内容、応対しているスタッフの様子を忘れずにチェックしておきたいものです。入居者ご本人からも感想などを聞いておきましょう。

施設選びの際に聞いた話の内容や見学時に見た様子と、面会時に大きく異なっていることはないか、変更されていることはないか等を確認しておきます。

特に、入居の決め手となった事柄が事実と異なっているようであれば、施設側にきちんと確認するようにしましょう。

面会はマナーを守って

有効に活用すべき面会ですが、マナーは守るようにしましょう。

例えば、施設側で入居者とご家族の面会については時間などを定めているところもあるようですし、共用スペースなどで他の入居者の迷惑になるような言動は慎むなど、気をつけておきたいものです。

また、施設のスタッフへも、挨拶や普段入居者の方がお世話になっていることのお礼などを伝えるといった配慮も忘れずに。

施設に要望や苦情を伝える

入居者の方が施設で生活を始めると、入居者ご本人やご家族から施設に対して「もう少しこうして欲しい」といった要望や、場合によっては不満を感じることもあるでしょう。

こうした時はなるべく早めに施設側に伝えるべきですが、実際に暮らしている入居者ご本人の口からはなかなか伝えにくいもの。こうしたことを入居者ご本人に代わって、施設側に伝えるのもご家族の重要な役割の1つです。

もちろん、要望や苦情として伝えようとしている内容が妥当なものなのかは、伝える前にきちんと考慮しましょう。

また、伝える際は、いきなりクレームのような形で高圧的・感情的に話すのではなく、施設へ相談する形式で、話し合いを持つように進めるのが、施設との関係性を良好に保って行く上でも良いのではないかと思います。

運営懇談会に出席しよう

有料老人ホームなどの施設には、施設と入居者の方々による施設運営に関する意見交換の場として、運営懇談会があります。

厚生労働省では、有料老人ホームに対して、施設と入居者の方による運営懇談会の設置・開催を指針で示していて、入居者の意見や要望を施設運営に反映するよう求めています。

参考リンク:
有料老人ホームの設置運営標準指導指針について |厚生労働省

運営懇談会の開催数(例.年2回など)や運営形式は各施設によってまちまちのようですが、入居者の方だけでなく、ご家族の方が出席できることも多いようですから、入居者の方の生活で困っていることや施設運営に関する意見は積極的に述べるようにしましょう。

運営懇談会については重要事項説明書でも開催や内容等について記載がありますから、入居前には内容を確認しておくようにしましょう。

記事リンク:
重要事項説明書は老人ホームの情報が満載!

ご家族のサポートが大切

老人ホームの入居者の方にとっては、施設に入居後もご家族の存在は心強く、頼りになる存在です。

入居者の方が寂しい思いをしたり、普段の生活で困ることなどがないよう、そして、今後のよりよい施設での生活のために、ご家族の皆さんのこまめなサポートや気づかいこそが最も大切なのです。

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