特養に入れない時どうするか?3つの選択肢とおすすめの方法

特別養護老人ホーム(特養)は、比較的安価に常時の介護や日常生活の手厚いケアを受けながら暮らせるため非常に人気が高い施設です。

ですが、特養には入居するのに2~3年かかったり、入居の待機人数が数百人という施設もあり、特養への入居困難な状況は社会問題にもなっています。

こちら記事では、特養へ入居できない場合に特養の空きが出るまで待つ間の選択肢を考えるとともに、おすすめの方法をご紹介します。

特養入居が難しい理由

特養になかなか入居することができないのは、その人気と施設数不足によるだけでなく、入居の決定方式にも一因があります。

特養への入居は、要介護度3以上で施設サービスへの入居の必要性が高いと判断される入居申込者から優先されます。

つまり、決して入居を申し込んだ順で入居ができるわけではないのです。

記事リンク:
特別養護老人ホーム(特養)を知る!費用や入居条件は?

とはいえ、特養への入居を希望する場合は、まずは入居の申し込みをしておくことがスタートです。

以下では、こうした特養へ入居申込をしたけれども、すぐに入居できない場合の選択肢を検討します。

選択肢 1.在宅介護で居宅介護サービスの利用

選択肢の1つ目は在宅介護を続けながら特養の空きを待つ、というものです。

介護を受ける立場の方はご自宅での介護を希望する方も多いです。

ですが、介護を行うご家族からするとその負担は大きいものです。 また、近年は核家族化の進行を背景に高齢者の介護を高齢者が行う「老老介護」も増加しています。

介護を行うご家族も決して介護をするのに十分な能力を持てない場合もあります。

居宅介護サービス

このような時は介護保険の「居宅介護サービス」を利用することで、ご家族の負担を軽減することが可能です。

「居宅介護サービス」は自宅に居ながら受けることができる介護サービスです。 サービスの内容をいくつかご紹介します。

訪問介護

訪問介護は、ホームヘルパー(訪問介護員)が利用者の自宅を訪問して利用者の方の身体介護や生活援助に限定してサービスを行ってくれます。

身体介助は食事、排泄、入浴などで、生活援助は掃除、洗濯、買い物、調理などです。

デイサービス

デイサービス(通所介護)は、利用者の方が1週間に1~4回程度、デイサービスセンターなどの施設に送迎付きで通います。

施設では食事や入浴などの日常生活の支援や生活機能向上の訓練を受けます。

ショートステイ

ショートステイ(短期入所生活介護)は、利用者の方が特養などに短期間(連続30日まで)宿泊するものです。

滞在中に利用者の方は、日中はアクティビティに参加したり食事や入浴もでき、看護師による体調チェックも受けます。

居宅サービスについては下記の記事でもご紹介していますので、こちらもご覧ください。

記事リンク:
老人ホームで居宅サービスを利用する

特養の居宅介護サービス利用で入居可能性が高まる?

さて、こうした「居宅介護サービス」の利用ですが、特養への入居を意識した利用方法としては、入居を希望する特養が提供している「居宅介護サービス」を利用するのがよいでしょう。

特養は介護を必要とする高齢者の方の受け入れ施設というだけなく、居宅介護サービスを提供しているところも多くあります。

そうした特養の居宅介護サービスを受けることで、サービスを受けていない場合と比較してその特養への入居がしやすくなるケースがあります。

これは特養のサービスを利用することで、ケアマネジャーやスタッフなど特養側が利用者の方の状態を詳しく把握することができるためと考えられます。

サービスを受けていない場合と比較して、より適切に特養への入居について判定してもらえる可能性が増す、ということです。

ただし、必ずその特養への入居を保証するものではありませんし、入居できるとしても、いつ入居できるのかは特養の空き状況に左右されるため不透明ですから、そうした点は留意しておく必要があります。

在宅介護で居宅介護サービスを受けて特養待ちをする選択肢は、ご家族などの介護の負担軽減に有効です。

ですが、居宅介護サービスを受ける時以外は、引き続きご家族などで介護を行う必要があるので、完全に負担が取り除かれるわけではありません。

選択肢 2.老健への入居

2つ目の選択肢は、老健(介護老人保健施設)に入居して特養の空きを待つ、というものです。

記事リンク:
介護老人保健施設(老健)の役割は?

現在、特養の空き待ちではこのパターンが結構多いのですが、ただ、そのおかげで老健そのものへの入居も簡単ではなくなってきています。

老健は、本来、入居者の在宅復帰を目指したリハビリのための施設なので入居期間の目安は3ヶ月です。3ヶ月ごとに退去か入居継続かの判定が行われます。

実際にはこの入居の判定は施設ごとの方針によって異なり、必ず3ヶ月で退去させられるわけではありません。

中には、老健に入居して数年が経過している高齢者の方の例もありますが、そうした場合もいずれ退去を求められることに変わりはありません。

そのため、老健で特養待ちの高齢者の方の中には、異なる老健を渡り歩いたり、2つの老健の間をキャッチボールのように行ったり来たりしている状態の方もいらっしゃいます。

退去のリスクを考えると、老健での特養待ちは良い選択肢とは言えません。

特に入居期間が長くなるほど、いざ退去を求められたときの準備や対応が難しくなります。

選択肢 3.有料老人ホーム(月額タイプ)への入居

最後の3つ目の選択肢は、有料老人ホームに入居して特養の空きを待つ、というものです。

特養待ちのための有料老人ホームへの入居を意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、この場合に入居するのは、入居一時金ゼロで月額費用のみの介護付き有料老人ホームです。

費用的には月額利用料20万円未満を想定した、いわゆるエコノミータイプの介護付き有料老人ホームです。

記事リンク:
介護付き有料老人ホームの特徴を知っておこう

老人ホームの入居一時金とは、例えると施設の家賃の前払い的な性格が強い費用です。

この入居一時金が0円の老人ホームを選ぶことで、入居一時金の初期償却(入居時に施設に支払って返ってこないお金)もなく、コストを抑えることができます。

また、この選択肢では入居一時金がゼロなので、特養への入居が決まって有料老人ホームを退去する際にも入居一時金の返金でトラブルになる心配もありません。

入居一時金などの老人ホームの費用については以下の記事で詳しくご説明しています。

記事リンク:
有料老人ホーム費用の相場はどれくらい?その内訳は?

エコノミータイプの介護付き有料老人ホームは、特養に比べると月額の利用料がやや高くなりますが、特養待ちの期間に老健のように退去を求められることも基本的にはありません。

さらに介護の面でも、介護付き有料老人ホームは「特定施設」ですから介護保険サービスへの対応も安心です。

記事リンク:
特定施設入居者生活介護って何?

このように、特養待ちに入居一時金ゼロで月額費用のみの介護付き有料老人ホームを利用することは、有料老人ホームの特性を最大限に生かした選択肢なのです。

おすすめの選択肢

特養に入れない場合の3つの選択肢を見てきました。

3つの選択肢のうち、おすすめは有料老人ホーム(月額タイプ)への入居です。次点として居宅介護サービスを利用した在宅介護です。

有料老人ホームへの入居がおすすめなことを意外に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

確かに有料老人ホームの利用は、3つの選択肢の中では費用的には一番かかります。

しかし、ご家族の介護負担の軽減や施設からの退去リスクといった観点から考えると、一番安心ができる選択肢です。

例えば、在宅介護では特養待ちの期間が長引けば、その分ご家族の介護負担が長期化することになります。

また、老健では入居期間が長期化すればするほど退去を求められる可能性が高まります。

そのような点を考慮すると、ひとまず入居一時金ゼロで月額費用のみの介護付き有料老人ホームに入居して特養の空きを待つ方法が、入居者の方やご家族にとって、特に心理的、身体的な負担の軽減の観点から最適なのです。

入居一時金ゼロの有料老人ホームを探すには

入居一時金ゼロの有料老人ホームを探すには、まず専門の老人ホーム検索サイトで検索して良さそうな施設を選び、資料を請求して検討しましょう。

ご自分で1件ずつGoogleやYahoo!などのインターネット検索で探すよりも、老人ホーム検索サイトを利用する方が時間と手間が大幅に減らせます。

老人ホームの検索サイトは数多くありますが、入居一時金ゼロの有料老人ホームを探すなら、LIFULL介護(旧HOME’S介護)がまとめて検索できるので探しやすいです。

LIFULL介護は月間のサイト利用者数が120万人を超え、老人ホームや介護施設を探す多くの方々に利用されています。

以下のLIFULL介護公式サイトから、30000件以上ある老人ホームの中から入居一時金0円施設に絞って資料請求が簡単にできます。

公式サイトはこちら icon 入居金0円の有料老人ホームを探すなら

LIFULL介護がどのようなサイトか気になる方や利用するのが不安な方のためにこちらの記事でLIFULL介護について詳しくご説明しています。

信頼できる老人ホーム・介護施設をお探しの方へ

入居者の方やご家族の皆さんが信頼できる老人ホームや介護施設を探すには、信頼度の高い老人ホーム検索サイトで資料請求を行うのが近道です。

利用者満足度と信頼度No1の老人ホーム検索サイト「LIFULL介護」は月間120万人以上が利用する業界最大級のサイトです。

全国32000件の施設の中から、まとめて資料請求が簡単にできます。


LIFULL介護 公式サイト

LIFULL介護の詳細はこちらの記事でご説明しています。