老人ホームのパンフレットやチラシを読む時の注意ポイント

老人ホーム探しにおける情報収集では、資料請求は重要なプロセスの1つです。

老人ホームに資料請求をすると、施設紹介のパンフレットやチラシ、料金表などの添付情報、重要事項説明書や財務諸表(重要事項説明書と財務諸表は資料請求の際に同封を依頼する必要があります)などが送られてきます。

こうした資料は、施設同士の比較検討、そして見学候補の絞り込み等を行っていくに当たって役に立つ重要なものです。

ですが、これらの資料、特にパンフレットやチラシは、施設にとっては販売促進資料の役割も担っていることから、読み方にはコツがあります。

こちらの記事ではそうした老人ホームのパンフレットやチラシを読む時の注意点をご紹介します。

パンフレットなどの表記には規制がある

少し前の調査になりますが、2011年に東京都が有料老人ホームの広告・表示について、景品表示法の指定告示「有料老人ホームに関する不当な表示」に違反するおそれのあるものがないか、調査を行いました。

その結果、消費者を誤認させるおそれのある広告・表示がパンフレットなどの紙媒体で60件、インターネットで43件が認められ、事業者に対して注意指導が行われました。

参考リンク:
有料老人ホームの広告・表示103件を改善指導|東京都
※現在、上記のページは削除されています(2017年1月14日追記)。

この調査で問題となったのは下記のような例です。

  • パンフレットに「医療連携病院が隣接」と表示されているが、協力医療機関との連携内容などの情報が明瞭に記載されていない。
  • 折込みチラシに「介護は職員が24時間体制であたります」と記載があるが、職員の人数や夜間勤務体制などについて明瞭に記載されていない。
  • パンフレットに「費用は終身権利金○○○万円、保証金○○万円、月額○○万円」とある記載のうち、月額費用の内訳が明瞭に記載されていない。

このように老人ホームは、パンフレットやチラシ、広告などの表示で利用者の方に誤解を与えることがないように規制されています。

各施設はそうした規制の範囲内で、自分の施設の特性がアピールできるように工夫をしているのです。

読む時に注意するべきポイント

こうした老人ホームのパンフレットやチラシなどを見る時の注意しておくべき主なポイントをご紹介しておきます。

美しい写真

パンフレットやチラシに掲載される施設や設備、周辺環境の写真は一番写りが良いものが使われるのが通常です。

例えば、施設は新築時の写真だったり、周辺環境はもっとも自然が美しく見える季節の写真ということもあるでしょう。

パンフレットやチラシの写真はあくまで全体的なイメージを伝えるものだと割り切って、むしろ見学時の印象とのギャップがどれくらいあるか、なぜそのギャップがあるのかを考える際の参考にするのが良いでしょう。

あいまいな表現

上でご紹介した東京都の調査結果から、施設側はパンフレットなどの資料に、内容や条件、内訳、注意事項などは明瞭に記載することが強く求められている、ということが分かります。

ですから、パンフレットなどを読んで、「何だかあいまいな表現だな」と思った個所は注意する必要があります。

例えば、「豊かな自然」「こだわりの食事」「まごころいっぱいの介護」といった表現はどのようにも解釈できますから、「この施設のアピールしたいポイントはそういう点なのだな」くらいに考えておいて、実際の見学時に本当に記載されているとおりなのかチェックするようにしましょう。

小さな文字

有料老人ホームなどのパンフレットやチラシでは、むしろ小さな文字で書かれていることに重要な情報がある、と指摘されることも多いです。

例えば、施設がパンフレットなどで「終身介護」を謳う場合は、要介護の度合いが重くなったり、認知症の症状が進んだりして、集団生活が困難になった場合の退去や住み替えについての注意事項を記載することが求められています。

こうした注意事項や費用に関する事項(例.水道光熱費が別途かかる等)などの情報は入居検討者の側からすると重要な情報です。

しかし、施設のアピールしたいポイントとは異なるため、パンフレットやチラシでは小さな文字で欄外や最後のページに記載されていることもあるようです。

見逃さずにきちんと読んでおくようにしましょう。

冷静に読んで活用しよう

施設側からすると、経営の観点から入居率を高めたいわけですから、パンフレットやチラシはそのための販売促進のツールなのです。

ですから、パンフレットやチラシに規制範囲内で自分の施設が良く見えるようにポジティブな情報を記載しようとするのはある意味当然です。

もちろん、事実と異なる嘘の情報は論外ですが、これは老人ホームに限ったことではなく、どんな商品でもネガティブな情報ばかりをアピールするCMや広告、販促ツールなどは普通ありません。

どんな施設でも長所と短所があり、それは、入居者の方が施設に何を求めているかによっても変わってきます。

情報を収集する私たちの側からすると、施設のパンフレットやチラシはこの後の施設同士の比較、見学や体験入居といった、施設選びの次のステップへの貴重な資料であることには違いありません。

表向きの言葉に踊らされることなく、冷静に読み込んだ上で、入居者の方やご家族の希望にあった施設かどうかを判断する材料として利用しましょう。

また、パンフレットなどで気になった点があったら、忘れずに見学の際に質問、確認するようにしましょう。

老人ホームに関する情報収集に関しては、下記の記事でもご紹介していますのでぜひご覧ください。

記事リンク:
老人ホームの情報を効率的に集める方法

信頼できる老人ホーム・介護施設をお探しの方へ

入居者の方やご家族の皆さんが信頼できる老人ホームや介護施設を探すには、信頼度の高い老人ホーム検索サイトで資料請求を行うのが近道です。

利用者満足度と信頼度No1の老人ホーム検索サイト「LIFULL介護」は月間120万人以上が利用する業界最大級のサイトです。

全国32000件の施設の中から、まとめて資料請求がカンタンにできます。

LIFULL介護 公式サイト

LIFULL介護の詳細はこちらの記事でご説明しています。