グループホームに入居できる高齢者はどんな人?気になる条件

グループホームは、認知症を患った高齢者の方が小規模な共同生活を通じて、その症状の緩和を図っていく施設です。

グループホームと他の高齢者向け施設との違いは、認知症への対応に特化している点にあります。

ただ、そうしたグループホームでも、入居者の方の認知症の症状が進んで、共同生活の維持が難しくなると退去を求められるケースもあります。

こちらの記事では、こうした認知症高齢者の方のための施設であるグループホームをご紹介します。

グループホームとは

グループホームは、「認知症」の高齢者の方が少人数で共同生活をする施設です。社会福祉法人や地方自治体、NPOなどによって運営されています。

グループホームの入居対象

グループホームの入居対象は、要支援2以上の介護保険の認定を受け、認知症を患っている高齢者の方です。

「要支援2」がどのような状態かというと、立ち上がったり、歩くことが少し不安定で、トイレや入浴の際などで一部介助が必要な状態です。

介護保険の要支援や要介護についての詳細は、下記の記事でご説明していますのでご参照ください。

記事リンク:
要介護度・要支援の内容と認定について知っておこう

身の回りのことができる

グループホームに入居する方は、認知症を患ってはいるものの、自分で身の回りのことが一通りできて、他の入居者へ暴力行為などをせずに共同生活を送ることができる人でなくてはなりません。

グループホームのある地域に住んでいる

また、グループホームは介護保険の地域密着型サービス(認知症対応型共同生活介護)です。

地域密着型サービスは、利用者をサービス提供する事業者のある市町村に住む方に限定しています。

ですから、グループホームに入居するには、その施設がある地域に住んでいる(住民票がある)ことが必要になります。

介護保険と地域密着型サービスについては下記の記事でご説明していますので、詳しくはこちらをご覧ください。

記事リンク:
老人ホームや介護施設と介護保険サービス

認知症とは

ここで認知症についてごく簡単にですが、ご説明しておきましょう。

そもそも、認知症とはどのような状態なのでしょうか。政府広報オンラインによる認知症の説明を下記に引用します。

「認知症」とは老いにともなう病気の一つです。さまざまな原因で脳の細胞が死ぬ、または働きが悪くなることによって、記憶・判断力の障害などが起こり、意識障害はないものの社会生活や対人関係に支障が出ている状態(およそ6か月以上継続)をいいます。

引用元リンク:
もし、家族や自分が認知症になったら 知っておきたい認知症のキホン | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン

認知症の症状としては、下記のようなものがあります。

  • 記憶障害(例.ついさっきのことが思い出せない)
  • 見当識障害(例.時間や季節感の感覚が薄れる、迷子になる)
  • 理解・判断力の障害(例.考えるスピードが遅くなる)
  • 実行機能障害(例.物事を段どる能力の低下)
  • 暴言・暴力、徘徊、妄想

認知症の原因は様々な疾患が原因となりうるようですが、一番原因として多いと言われているのはアルツハイマー病です。

こうした認知症の患者の数は、2012年の時点で、65歳以上の高齢者で462万人、今後高齢者人口の急増とともに増加し、2020年には700万人を超えるとも言われています。

グループホームの役割と共同生活

認知症患者の方にとって大切なのは、なるべく環境を変えずに心穏やかに過ごすことと言われていますが、認知症の症状が進んでくると、自宅でご家族が介護を続けるには負担も大きく、限界があります。

こうした時に認知症高齢者の方のための施設であるグループホームの利用が検討されます。

グループホームでは、5~9人を1ユニットとして、入居者の方は認知症についての専門知識を持つ介護スタッフに支援を受けながら、一般の家庭に近い環境での共同生活を通じて症状の進行の緩和を図っていきます。

グループホームで提供されるサービスは、見守り、家事(食事・洗濯・掃除など)のサポート、リハビリ、レクリエーションなどです。

家事のサポートとありますが、グループホームでは基本的に家事は分担して、入居者の方々が行います。

各人に無理のない範囲で家事を行うことによって身体と脳を働かせることが、認知症の症状緩和への良い刺激になると考えられているためです。

また、一般の家庭に近い環境にすることが意識されているので、グループホームの居室は個室で、キッチン、食堂、居間、そして浴室などは共同のスペースになっています。施設に医師は常駐していません。

費用は初期費用と月額費用

グループホームの費用は、初期費用と月額費用に分けられます。

初期費用は入居一時金だったり、敷金、預り金と色々な形態をとることもあるようですが、0~数百万円と幅があります。

月額費用は、15~20万円程度で、内訳は家賃、食費、共益費(共用部分の維持費など)、生活費(オムツ代など)、介護費用(1割負担)です。

有料老人ホームなどもそうですが、家賃には地価が反映されます。

費用に関しては有料老人ホームの費用について書いた下記の記事も参考にしてください。

記事リンク:
有料老人ホーム費用の相場はどれくらい?その内訳は?

退去を求められる可能性もある

共同生活で認知症のケアを行っていくグループホームでは、先にも述べたように入居者の方はご自分である程度身の回りのことができることが必要です。

ですので、常時の医療や入院が必要になった場合、また、認知症の症状が進んで暴力などの問題行動により、他の人との共同生活が困難になった場合は、退去(契約解除)を求められることがあります。

入居契約の前には、退去の要件や退去後の支援体制(例.他の施設を紹介してもらえるのか)、そして一時金がある場合はその返還有無などについて必ず確認しておくようにしましょう。

よりよいグループホームを探すには

認知症の高齢者の方をご家族が介護するのは、正直に申し上げると、精神的にも肉体的にもきつく、本当に大変なものです。

また、認知症の高齢者のケアには専門的な知識も必要です。 それゆえ、認知症の高齢者の方を抱えるご家族の方にとっては、グループホームは頼りになる存在と言えるでしょう。

グループホームへの入居では、より良い施設を選んであげたい、というご家族の想いも強いのではないでしょうか。

グループホームに限った事ではありませんが、高齢者の方のためによりよい施設を探すためには、やはりしっかりと情報収集し、入居候補となる施設の見学をしっかりと行うことが必要です。

記事リンク:
老人ホームの情報を効率的に集める方法

老人ホーム見学の心得と準備しておきたいこと

また、グループホーム以外でも、認知症の方を受け入れている有料老人ホームなどもあります。

認知症対応を特に重視して施設を探す場合は、まず初めに専門の検索サイトなどで施設を探していくつか資料を取り寄せて検討しましょう。

老人ホームの検索サイトは数多くありますが、特に認知症高齢者の方が入居できる施設を探すには、LIFULL介護(旧HOME’S介護)が使いやすくおすすめです。

以下のLIFULL介護の公式サイトから、認知症の方が入居できる高齢者向け施設を検索して資料請求ができます。

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LIFULL介護がどのようなサイトか気になる方や利用が不安な方はこちらの記事で詳しくご説明しているのでご覧ください。

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